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ニュースリリース

2018年06月19日

『エスネットワークス人事労務通信2018年6月号』を掲載致しました。

「賃金引上げに向けた生産性向上事例集」とは

 

◆2冊の事例集

厚生労働省より、中小企業・小規模事業者の賃金引上げを目的とする生産性向上の取組みをまとめた①『~生活衛生関係営業~ 生産性・収益力向上の取組事例集~賃金引上げのヒント~』と、②『生産性向上の事例集~最低賃金の引上げに向けて~』の2冊の事例集が公表されました。①は、飲食業、宿泊業など「生活衛生関係営業」の企業に特化した、初めての事例集となります。

 

◆各事例集の内容

①『生活衛生関係営業 生産性・収益力向上の取組事例集~賃金引上げのヒント~』

この冊子では、平成28年7月に施行された中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定を受け、収益力の向上に取り組んでいる企業の業務の効率化や働き方の見直しなどの事例が紹介されています。

特に、生活衛生業のうち、飲食業、宿泊業、洗濯業、理美容業の企業が取り上げられ、10事例の取組みポイント等がわかりやすくまとめられています。

②『生産性向上の事例集~最低賃金の引上げに向けて~』

この冊子では、個々の事業場を対象とした業務改善助成金や、業界団体を対象とした業種別中小企業団体助成金の活用事例をもとに、業務の効率化や働き方の見直しなどを実施して生産性向上を実現し、賃金の引上げを行った事例が紹介されています。

特に、取組みの中心となった人や、取組後の変化、助成金活用のポイント等、9事例がわかりやすくまとめられています。

 

◆事例の一例

①の「スマートフォンで確認できる動画マニュアル作成と経営分析ソフト導入による店舗毎の対策検討事例」

多店舗展開している飲食店の新規出店による規模拡大に向けた人材の確保・育成、および既存店の経営改善が目的。

⇒実施内容①:スマートフォンで確認できる動画の作業マニュアルの作成

⇒成  果①:作業工程が標準化し、全体の業務効率が上がり、営業利益率が0.5%程度改善したほか、新規アルバイトの育成に係る時間が5日も短縮できた。

⇒実施内容②:経営分析ソフトの導入

⇒成  果②:各店舗の責任者によりバイトシフトの効率化と店舗ごとの営業戦略といった対策が可能となり、営業利益が1%程度増加した。

その他、生産性の向上、強いては賃金引上げにつなげるヒントが見つかることでしょう。

【厚生労働省「賃金引上げに向けた生産性向上の事例集を作成しました」】

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000206098.html

 

その他の記事PDFはこちら

エスネットワークス人事労務通信2018年6月号

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